介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

認知症では?と感じたら!初期症状を確認したら、まずやる事をお教えします。

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2016年4月3日

(2016年8月14日 編集・加筆修正)

 

どうも、おしょぶ~です。

昨日は家族だからこそ気づく、微妙な認知症の兆候を見逃さないで!と言うお話でしたね。

で、今日のテーマが「認知症では?と感じたら!初期症状を確認したら、まずやる事をお教えします」なんですね。

 

色々とやる事はあるのですが、まず本人を病院に連れて行き専門医に診断を下してもらわないと何も始まりません。なんの病気もそうですが、早期発見・早期治療ですよね。

 

昨日、認知症は治らないと書きましたが、実は認知症はいくつか種類がありまして一部ですが早期治療で大幅に回復するものもあります。

 

また、代表的なアルツハイマーなどの進行性の病気は治りませんが、専門医に適切な薬を処方してもらう事により、症状の進行を遅らせる・症状を和らげる・気分を落ち着かせるなどで生活の質をずいぶんと向上出来るのですね。

認知症の種類】

私の両親は二人ともアルツハイマー型ですので、それ以外についての知識がまだ少ないですが、ちゃんと勉強してまたいつか記事にしますね。

 

さて、話を戻しますね。で病院に連れて行く時に気をつけてあげてほしいことがあります。それは

本人の自尊心を傷つけないです。

私、母の介護については失敗だらけなんです。おかげで父の時は参考になったし、このブログを書くきっかけになりましたけどね。

【母がおかしい…と気が付いた時に】

私「母さん!」

母「なに?」

私「母さん、頭がおかしくなってるから病院行こうか」

母「なにー!!私頭なんかおかしくないわ!!!病院なんか行かへん!」

 

怒った、怒った、怒りながら走って逃げて行きました(笑)

想えばあの頃の母は走れたな…(遠い目)

 

で、宥めすかして病院に連れて行くのに一ヶ月かかりました。

年配の方は、漠然と今は大丈夫だけど、この先ボケるのではないかと不安感を持っています。でも、私は大丈夫なはず!と根拠の無い自信もあります。

だから、特に他の病気で病院に行くより拒否が強いです。

 

この拒否と言う言葉、頭の隅に置いておいて下さいね、介護の場面では大事なポイントになりますので。

母も「腰が痛いから病院行ってくるわ」「風邪ぎみやから病院行ってくるわ」とは言うけど、痴呆外来には行こうとしませんでした。

【父がおかしいと…気が付いた時】

私「父さん」

父「なに?」

私「今日一緒に病院行こうか?」

父「なんで?」

私「最近さぁ、父さんちょっと忘れ物増えてるやろ?」

父「ああ…そうやな」

私「なんか、新しく忘れ物外来って出来たらしいわ。ボケと老化による物忘れは種類が違うらしいわ」

父「そうなん?」

私「で、父さんのはただの老化の物忘れやと思う。それにも良い薬があるらしいよ」

父「へ~」

私「だから、先生の話だけでも聞いてみない?俺、付いて行くからさぁ」

父「だったら、一回行ってみよか」

 

私も母の時より成長したのですね(笑)

まず、父の時は初期の兆候に気が付いた→すぐ病院に連れて行けた。

 

母の時は初期の兆候に気付いてあげれなかった→かなり進行してから気が付いた→その時点から病院に連れて行くのにも時間がかかった。

ね、かなり違うでしょ。

 

母は痴呆症に罹るまでは大きな病気は一回もしていません。父はと言うと、高血圧症・脳梗塞・大腸癌と幾度と無く入院をしています。しかし…

今日現在、母は要介護5で寝たきり・父は要介護1でとんちんかんをやりながらでも私と同居して暮らしています。生活の質がかなり違います。

 

もちろん、個人差・アルツハイマーと同時進行で罹っている病気の違いなどの事もありますが、母がここまで酷くなってしまった遠因は私の知識不足による対応の遅れがあったと大変反省しています。

 

だから、みなさんにどんどん情報を発信していきますので、参考にしていただいて私の轍を踏まないでくださいね。

 

では、今日はこんな処で