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2016年7月31日
おはようございます。
今日のテーマは「公的年金運用赤字、5.3兆円!これ、冷静に受け取って下さい。」です。この年金運用赤字の話題、私がブログを始めて間もないころに一度記事内で触れています。
masaru-masaru-3889.hatenablog.com
振り返ってみますと、4月に既に2015年度の年金運営が5.5兆円の赤字になったらしいとの「推測記事」が出ています。
で、今回正確な数字が発表されてそれが記事になりました。
5兆3,098億円の赤字です。
【前回の記事で私はこう書いております】
年金の資産はざっくり200兆円らしいです。大きすぎてよくわかりません(汗)
で、厚生労働省のホームページにお邪魔してみました(恐る恐る…)
この手のページは、賢い書類系←(私はそう呼んでいる、笑)ばかりで頭が痛くなるのですが、頑張って読んでみました。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)←もっと簡単な名前になりませんか?
この法人が、200兆のうち140兆円を運用しています。
その運用の結果、平成27年度は5.5兆円の赤字になったらしいと言うのが今回の新聞記事です。じゃ、何故リスクをとってまで運用するのか?
数字を整理しましょう。
- 年金の資産はざっくり200兆円
- 運用金額は140兆円
- 赤字は5.5兆円
で今回、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は発表した正式数字です。
- 運用金額3月末時点で134兆7475億円(昨年12月末時点139兆8249億円)
- 赤字5兆3098億円
年金資産の合計については触れられていませんが、ざっくり140兆円の運用金額が、ざっくり135兆円になっているのだから、ざっくり195兆円になってしまったと言うことです。
【すぐに年金が駄目になるとかじゃない】
今日のテーマの中に「冷静に受け取って下さい」と入れたのは一部のマスコミがあまりにも悲観な捕らえ方の記事にしている為です。
- まず累計の運営実績は黒字です。
※自主運用を始めたのが、平成13年度で平成26年度までの累計で50兆7,338億円の収益が上がっています。今回5兆円の赤字を出したので45兆円程の黒字と言うことですね。
- 単年度赤字は初めてではない
※何が言いたいかと言うと、運用をすると言うことは良い時もあれば悪い時もあると言う事です。それが嫌なら運用しないと言う選択しかありません。
累計45兆円もの利益を出しているのですから、逆にもったいない話だと思います。
【とは言え褒められた話ではない】
もちろん、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)には今回の事は、重く受け止めてもらわないといけません。
今までの債権中心運用から、株の運用を増やしたのは正しい判断だったのか、ポートフォリオから見直してほしいところです。
実際、赤字の2015年度も国内債券は2兆94億円の黒字を確保しているのですから。
政府も気を引き締めないと「年金を掛けても政府が運用で赤字にしてしまう。それなら掛けない方がましだ!」なんて人も出てきます。
みんなで掛けてみんなで貰う!年金制度を大事にしていきたいですね^^
それでは今日はこんな処で。
byおしょぶ~