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2016月10月22日
おはようございます。
masaru-masaru-3889.hatenablog.com
今日のテーマは「延命拒否の選択。終末期高齢者の意思を共有」でお送りします。
【在宅医療と救急搬送】
厚生労働省は2017年度から、在宅医療での情報を救急隊が連携して患者の情報を共有する仕組みづくりを支援する事と致しました。
そうなんですよね~これ、なかなか上手く行っていません。
自治体により、ばらつきも激しい問題です。
ざくっと説明しますと、在宅で緩和ケアを中心に医療を受けているAさん、普段から看護師や医師に「もう、いよいよとなった時は延命治療は望みません」と意思表示をしていました。
ある日の夜中、容体が急変してしまい家族は救急搬送を要請、状況は心肺停止・意識不明です。もう、読者様はわかりますね。
そう、情報の共有がないので救急隊の方は、当然使命を果たします。
望まない、蘇生・延命措置を受ける事となります。
【日本臨床救急医学会も】
本人の意思や、主治医の指示など条件付きではありますが、救急隊が蘇生措置を中止できるようにする方向で指針を検討しているようです。
要は、情報の共有がなければ救急隊は延命措置をせざるを得ないのですから、ここ一点!ですね。
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【救急搬送】
総務省によると、救急搬送は2015年に547万人の過去最高です。
そのうち、2014年の数字ですが55.5%が高齢者の300万人です。
各自治体によっては、意思表示が出来る時期に「延命望まず」であれば、救急搬送要請をする前に、主治医に相談するように働きかけているところもあります。
※もちろん、色々なご意見があると思います。軽い問題ではありません。
何事もままならない世の中です。
わたしと、わたしの家族に関しては 「死ぬ時ぐらいは本人の意思を尊重したいと思います」
では、また!
by Oshobu~